• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第56章 新年用読切 新しい年を貴方と$


車で向かったのは、ビアガーデンの側にあるレストラン。

イタリアンでちょっと有名なこのお店でコース料理を食べられるなんて。

「美味しいです、天元さん」

「そうか、良かった」

と、その時。

窓際の席に座っていたカップルの男性が言った。

「俺と結婚して下さい!」

一瞬、時が止まったかのような静寂。

「………えぇ、もちろん」

他人の事とはいえ、プロポーズが成功して良かったと思う。

良いなぁ、幸せそう。

「白藤」

「天元さん?」

もしかして、この流れでプロポーズ?

「そろそろ時間だ、行くぞ」

タワーのカウントダウンパーティーは加盟店のレストランで食事をし、会計時のレシートをタワースタッフに見せれば花火の見える展望台まで案内してくれるのだ。周りはもちろんカップルだらけ。

でも、中には冷やかしの酔っぱらいもいる。

そんな事を思っていた矢先……

/ 1846ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp