第55章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも$ 上巻
「ここが良いのか?」
その反応を見ていた冨岡が秘豆を何度も刺激する。
「あっ、やっ…ダメ…ぁ~…!!///」
身体中に電気が走るように、何度も乱高下を繰り返し、白藤が脱力した頃……
冨岡が自分の衣装を脱ぎ捨てた。
その姿に釘付けになる。
引き締まった色白の体に背中に届くほど広がる漆黒の髪。
そして、私の好きな深い青い色をした瞳。
まるで水底のように私の全てを見透かしてしまう神秘の色。
彼との距離が再び縮まる。
そうして頭の片隅で唐突に理解する。
あぁ、今から一つになるのだ、と。