第55章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも$ 上巻
「んぐ…」
口内に広がる独特な味を感じながら、白藤は混乱していた。
初めての愉悦。
体にもたらされる快感に全身がうち震え、体の中心に熱が集中していく。
冨岡は白藤の口から指を引き抜き、今度は限界まで彼女の脚を開かせ、その蜜を直接舌で味わう。
ぴちゃ、ぴちゃ。
愛しい人に自分の秘所を舐められている。
「義勇……あっ、やだ…恥ずか……しい…」
恥ずかしさもあるが、体は貪欲(どんよく)に新しい刺激を求めていて…
冨岡の舌に秘所を押し付けるように腰を浮かせてしまう。
はしたない。
……でも、もっと舐めて欲しい。
もっと触れて欲しい。
冨岡の舌が頂きに鎮座(ちんざ)する秘豆に触れる。
「あぁっ……っ~…!!」
びくびくと彼女の体が震える。