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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第55章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも$ 上巻


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「ん……」

柔らかい。というか、暖かい?

ムニュ。

手のひらに触れる膨らみに……

「白藤?」

「あっ…義勇様…もう少し…先を」

「……先?」

慣れ親しんだ声音とは違う響きに冨岡の意識が浮上する。

ふにゅん。

冨岡の口許に柔肌が吸い付く。

「義勇様、可愛い。ちゅうって、吸って良いですよ?」

からかっているのか、人型の姿の朔が冨岡の口許に自ら胸元を近づけているという、他者が見たら確実に誤解される体勢だったことに気付き、急いで離れようとするも……

「起きちゃいましたか?」

「お前、剣に戻るよう言ったハズだが…」

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