• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第55章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも$ 上巻


パラ…

封煌府を全て取り払い、出てきたのは煉獄が持つ日輪刀に似た刀だった。

チャッ、スー…

鞘から刀身を抜くと、現れたのは夜の海を映したような深い青。

なるほど…

「さしずめ、お前は静寂(しじま)の剣(つるぎ)といったところか」

誰かに教えてもらった訳ではないが、この剣を全て出しきった後、まるで全ての音が凪いだかのように静寂に包まれた。

確かに、俺に似合いかもしれない。

その時、剣が光を放ち始めた。

ポウ…

眩(まばゆ)い閃光が輝いた後、剣は消え、代わりに一人の女性が現れた。

「何だったんだ、今のは………誰だ?」

「初めまして、主様。静寂の剣でございます」

恭しくお辞儀をする女性は浅黄色の髪に褐色の肌の目鼻立ちの整った女性だった。

/ 1831ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp