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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第53章 裏夢ランキング記念 高嶺の藤に手を伸ばす$


「前に刀鍛冶の里で炭治郎君の傷を治したでしょう?」

「あ!」

そう言えば接吻されて傷が治ったんだった!

「あれは不治露と言ってね。あれがあるから私はここに居られるの」

「それはどういう……」

「人は脆い。鬼のように、切り落とされた腕が回復するわけでもない。でも、私を抱けばどんな傷でも癒える。一日以内であれば」

抱く?
抱くって……その…

「かといっても、未熟な者たちを相手にしてはならない。基本的に私が相手をするのは柱の方々のみ。私は治すことは出来ても戦える力はない。だから今まで守って頂いていたのです」

確かに、だから同じ戦場に居ても、柱たちが彼女を守りながら戦っていたのだ……

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