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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第51章 里帰り$


「おほん」

「左近次様?」

「藤姫殿、こちらもどうぞ」

鱗滝が副菜の八目鰻(やつめうなぎ)の蒲焼きを冨岡から取り上げ、白藤に手渡す。

「あの、これは…?」

「構わず食べて下さい。藤姫殿には精をつけてもらわねば。義勇、おまえは節度を覚えろ」

節度?

精をつけろって……

あれ?

もしかして……

「藤姫殿、虫に刺されているようなので、出来れば肌は隠した方が良いですな」

肌?

「し、失礼します!」

居間を飛び出していく白藤。

「何だ?」

「義勇よ……」

今度は違う意味で頭を抱える鱗滝だった。

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