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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第51章 里帰り$


「私は白藤と申します。水柱様におかれましては、先の下弦の五、撃破の折に負傷されたとのこと。相違ございませんか?」

「はい」

力なく応じる私に彼女は告げる。

「貴方はこのままでは確実に死にます。ですが、24時間以内に私を抱けば免れます。不躾ではございますが、このまま夜伽の相手をさせて頂きます」

私の天狗の面を外すと、彼女はいつもの冷笑を浮かべる。

「愛らしい顔なのに隠してしまうのは勿体ないですね、血鬼術・不治露」

彼女が私の唇に自分のそれを重ねる。

ゆっくり口内を彼女の舌が蹂躙する。

すると、不思議と体の裂傷が癒えていく。

残すは腹の傷。

呼吸で臓物が出ないように筋肉を引き絞っていたのだが、段々と楽になってきた。

「これは……」

「表面の傷は直ぐに治りますが、内部の損傷には時間がかかります」

私の胸元から腹にかけて彼女の指が肌を滑る。

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