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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第51章 里帰り$


「これは何だ?」

冨岡の指が白藤の胸の裏側にある紋様を撫でる。

「え?見える…ん、ですか?」

「見えて困るものなのか?」

「えっと…」

「答えられないのか?」

くちゅ。

再度、白藤の蜜部を掻き回し始める冨岡の指に翻弄されながら。

「…御館…様と、んんっ、あま…ね様に、あっ、施して…頂いた…封印で…す///」

「封印?」

「んぅ、以前、にも…言いまし…たよね…?」

そういえば以前。


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「私は始まりの呼吸の剣士の頃から鬼殺隊にお世話になっていまして…今から三代くらい前になりますか。御館様に私は囲われていたのです…」

「御館様に?」

「その代の御館様はひどく臆病なお方で…柱の方が…重傷にならない限り、私を外へ出そうとはしませんでした…」

「御館様は私を本部に置き、空き部屋に磔で拘束されていました…少しでも呪いを薄めて、生き長らえたかったのでしょう…」

「磔?」

「人と違い、私は鬼ですから…傷はすぐに癒えます。ただ記憶は消えません。頸を斬られる以外、鬼にとっての終わりはありませんから…」

「っ……」

「そんな顔なさらないで下さい…もう過ぎたことです…私が本部に行くのは御館様に施術をするためと今お話した記憶を御館様に封じて頂いているのです…」


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