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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第49章 薄氷$


壁に凭(もた)れ、すうすうと寝息を立てている白藤。

「眠ってしまったか…?」

やけに薄い浴衣を着ている。
まるで湯屋使えの娘のようだ。

それに…

最近、隊服の下に着ていた下着も着けていないようだ。

所々、肌が透けている。

「………」

布団に運ぶにしても、触らなければならないが…

触って良いのだろうか?

髪がまだ濡れている。

このままでは風邪を……引くのか?
鬼は…?

真偽は分からないが、とりあえず手拭いを使い、白藤の髪を拭いてやる。

色こそ白いが、艶のある髪。
整った顔立ちに風呂上がり特有の肌の赤みとシャボンの香り。

「……なさい」

寝言か?

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