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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第48章 失意の夜$


「さい…」

どこか怯(おび)えた表情の白藤が口にした。

「お許し下さい、御館様…」

「へ?」

今、御館様って…

「白藤、居るか?」

ガラ。

冨岡が寝室の襖を開ける。

「あ…」

「………これはどういう状況だ?」

冨岡が寝室に入るなり、目にしたのは、くみ敷かれた白藤と炭治郎の姿。

「言い訳次第ではただでは済まないと思え…」

ギラと光る冨岡の刀が炭治郎の喉元を掠(かす)めた。

「………はい」

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