第48章 失意の夜$
「何か、ありました…?」
そう言って、気だるげに身を起こす白藤に炭治郎が答える。
「い、いえ!ただ…白藤さんが疲れた様子だったので、お茶でもどうかと思いまして…///」
「そう…」
「あの!何かあったんですか?……その白藤さん何か昨日とは違うって言うか…その、辛そうで…」
「あぁ、私はそろそろお役御免なのかと…」
「はい?」
「冨岡さんが…今日非番なのを内緒にして胡蝶さんと出掛けたようでして…」
「え?胡蝶さんと?」
「やはり、鬼の私ではあの人とは…」
「そんなことないです!」
「炭治郎君?」