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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第45章 里帰り$


それぞれ岩陰で着物を脱ぎ、湯に浸かる。


先程冨岡にタオルは体に巻くなと言われてしまったので、裸で入っている白藤としては、お湯に色が着いていて良かったと少しだけ安堵していた。



「どうかしたのか?」

「いいえ!」



冨岡さんの体……
傷だらけ。


それだけ、沢山の人を助けてきたんですよね……

白藤の視線に気付いた冨岡が口を開く。



「俺ばかり見るな」

「えっ?すみません!!」



そう言われて凝視していたことに気づき、体ごと向きを変える。


嫌だったのかな?

でも、えっと……


何と答えれば良いのやら……



「白藤…」



あれ?

さっきまで離れていたハズなのに、背中に感じるこの熱は、もしかしなくとも、真後ろに居るんですか?

と、いうことはお互いに背中を預けて、入浴しているってことで……

思考がぐるぐるし始めてきた時に湯の中で冨岡に手を掴まれた。


ドキっ。


冨岡の行動が読めなくて、どぎまぎしてしまう。


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