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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第45章 里帰り$


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二人で磨いた甲斐もあり、千手観音像はその輝きを取り戻した。



「綺麗になりましたね」

「あぁ、だが磨くのは明日の朝の方が良かったか」



確かに。
今日は満月。


くすみを落とした観音像は月光を反射し、輝いている。



「でも、神々しさは戻りましたよ?」



満足気な白藤を見て冨岡の頬も少しだけ緩む。



「二人揃って汚れたな」



不意に手を取られ、ドキリとする。



「裏手に温泉がある…」

「へ?」

「一緒に入るか?」



温泉?
冨岡さんと一緒に入る…?



改めて言われると何だか…

気恥ずかしい。



温泉。

確かに入浴はしたい、けれども……


一緒にとか、心臓が持たないかも……


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