• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第46章 最終日には$


「……本当にその格好で行くのか?」

隠制服の甘露寺と同じ前開きの衣装に身を包む白藤。

「はい、確かにちょっと恥ずかしいんですけど…せっかく作って頂いた制服ですし、それにほら甘露寺様とお揃いと思えば…」

「悲鳴嶼さんなら大丈夫かと思うが…妙な事をされたら戻ってこい」

「冨岡さん。心配し過ぎですよ」

「悲鳴嶼さんより、他の隊員が……いや、何でもない…」

言い淀んで、口をつぐむ。

「じゃ、行って来ますね」

「ああ」

白藤を自分にばかり固執させてはいけない。

そう己に言い聞かせて、冨岡は白藤を見送った。

$$$

悲鳴嶼の屋敷にて。

「悲鳴嶼さーん」

「ああ、迎えに行けず済まなんだ。藤姫殿」

「いいえ…はぁ」

/ 1796ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp