第6章 メリクリ&10,000PV御礼 藤に詩へば$
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「とりあえず、容態は落ち着きました」
「ありがとうございます」
「すみません、白藤殿。貴方にご協力願いたいことがあるのです」
「何でも致します!舞山様のためなら何だって!」
「この薬を舞山様に試したいのです。ですが、どういう効能になるか分からないのです。人に試したことがないので……」
「飲みます!私が実験台になります!だから舞山様を!お願いします!」
「では、お願いします」
手渡された薬包紙に包まれていた蒼い粉末を躊躇わず飲み込む。
ごくり。
ドクン。
飲み込んだ瞬間、体が熱くなった。
髪は白くなり、爪も伸びた。
「おおっ、何か体に変化は?」
「少し熱いですが、特には……」