第45章 190,000PV御礼 猫プロジェクト 白雪$
「ん…///」
必死に舌を絡めてくる白藤が可愛い。
名残惜しくも、唇を離すと蕩けた表情の白藤と目が合う。
そのまま白藤の着物の襟を広げようと思った時だった。
「にゃー」
白雪が宇髄にすり寄ってきて離れない。
「白雪…?」
「今良いとこなんだよなー、ちょっとそっち行っててくれないか?」
言葉が通じるはずもないのに、宇髄が白雪に話しかけると、まるでイヤイヤをするように彼の指にすり寄る。
「あちゃー、こりゃ動かないな」
「分かるんですか?」
「分かるって言うか……本能?」
「私に聞かれましても…」
「動物にもあるからなぁ…」
「何がですか?」
「独占欲」
「………」
「そんな目すんなって!本当なんだぞ!群れを作る動物なんかが良い例だ。一番強い者に子孫を残す権利がある」