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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第5章 偽兄妹の交わり$(宇髄裏)


「宇髄様、欲求不満なんですか?」

「違わいっ!!」




即座に否定された。

どうやら"そういう体"を装いたいらしい。

ふり、だけかぁ。




「はぁ。あ、冨岡さんは?」

「アイツ、あの羽織で目立つからな。脱がねえし。今日は荻本屋の見張りに行かせてる」

「そうですか」



私の食事が……



「いやに残念そうだな。冨岡に惚れたか?」

「まさか、あんなおぼこ…」

「そうだよな。だからちょっと付き合え」

「えー、分かりましたよ」



そうして昨日同様に、声だけで寸劇を披露する。



「すまない、白藤。兄ちゃんが不甲斐ないばかりにお前にこんな苦労させて」

「昨日の今日で来なくても大丈夫なのに…」

「そんな事言ったって、昨日そのまま店に出たんだろう?お前が器量良しなのは重々承知してるが、昨日は初床まで…怖かっただろう?」

「兄さん…もう、帰って。兄さんがこのままここに居たら、私…」


くさい芝居だと思いつつも、宇髄の言葉に合わせて返事をする。



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