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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第32章 半天狗の最後


「え、ですが…」

「む?前抱きの方が良いか?」

「いえ、そういうわけでは…」

「炭治郎たちの加勢にも行かなきゃ…」



ドサッ。


時透が倒れる。
どうやら貧血のようだ。



「ああっ!時透さん!!」

「すみません、皆さん。時透さんを何処かで静養させてあげて下さい」

「はい、任されました!」



鉄広が白藤の手を握る。



「あ、ズリィ!」

「ふふ。では、お願いしますね」



白藤がにっこり笑うと、仮面越しでも鍛治職人たちが赤面しているのが見てとれる。



「では行くぞ。藤姫殿」



煉獄が姫抱きし、白藤がその首に腕を回す。

ぎゅっとしがみつかれれば、自分の胸元に彼女の柔肌が触れる。

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