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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第29章 痣の出現


「時透さん、良かった。出られたんですね」

「凄い…」

さすがは柱だ。

「ぎゅきぃぃっ」

ズバッ。

時透の一閃で本体の壺が割れ、鬼が姿を保てなくなる。

ボロリと体が崩れるとすぐさま灰になって消えた。

「時透さん、お願いです。あの鬼をあばら屋に近付けないで。今鋼鐵塚さんが刀を研磨してるんです」

「そう。煉獄さんがいるから心配はないだろうけど…」

この針…やはり毒が…

「時透さん、とりあえず応急処置だけしましょう?」

「白藤さん…」

ギュッ。

傷が深い場所の止血と、子鉄少年があばら屋から持ってきた酒で傷口を消毒する。

「ありがとう」

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