第28章 100,000御礼読切 濃密な一時を$
~冨岡side~
「ぴ?少し、熱いな…待ってろ。今…白藤?」
手拭いを水に浸そうと移動したところ、白藤に抱きしめられた。
「あの、どこも悪くないんです。私…今、その…薬が…///」
「薬?」
そう言われれば、熱がある以外に特におかしな症状は無さそうだ。
「何かの実験に付き合ったのか?」
コクりと頷く白藤。
「一体何を…」
「……媚薬です…///」
媚薬?
そういえば、隊員たちが話していたのを聞いたことがある。
情交する際に用いれば、快感が倍増され、女性が普段より一層善がるのだと。
「ん…///」
冨岡に抱きついたことで胸に衣擦れの感覚が加わり、白藤の体が震える。
「どうした?」
「少し、このままで…でないと…///」
ふるふると白藤の体が小刻みに震えたかと思うと。
ドサッ。
「は…?」
白藤に押し倒された。