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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第27章 目覚め


いた!!いた!!いた!!
見つけた…!!!

「玄弥ーーーっ!!!北東に真っすぐだ!!五体めは低い位置に身を隠してる。向かってくれ!!援護する」

炭治郎の声が玄弥に届く。

北東!!

「禰󠄀豆子!!玄弥を助けろ!!鬼に玄弥の邪魔をさせるな!!」

ゴウ。

再び、可楽の葉団扇の突風が炭治郎たちを襲う。

再生が完成している!

ガシッ。

宇髄が炭次郎の腕を掴み、自分の元へ引き寄せる。

「おい、竈門。何か考えあんだろうな?」

「宇髄さん!」

はっ。
まずい錫杖の鬼が!

「宇髄さん、俺をこのまま風上に向かって投げ飛ばしてください!!」

「あん?」

「早く!!」

「うし、わかった。派手に飛べぇ!!」

積怒に向かって真っ直ぐ炭次郎が飛んでいく。

「はっ。所詮は人の浅知恵。そんな奇襲は無駄だ!」

炭次郎に錫杖を突き付ける。

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