第24章 それぞれの戦い
「う…」
「鉄珍様聞こえますか」
「若くて可愛い娘に抱き締められて、何だかんだで幸せ…」
「やだもう、鉄珍様ったら」
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「鉄穴森さん、俺の刀用意してる?早く出して」
「おやっ、これは酷い刃こぼれだ」
「だから里に来てるんだけど」
「なるほど、なるほど。では刀をお渡ししましょう」
「早く…」
壺から壺に移動してる。
「私のこだわりはその壺の…」
パガッ。
移動が速い。
また逃げられた。
次はあそこか。
「よくも斬りましたね、私の壺を…芸術を!!審美眼のない猿めが!!」
ビキビキと青筋をたてて怒りを露にする玉壺。
「脳まで筋肉でできているような貴様らには私の作品を理解する力はないだろう。それもまた良し!!」
-了-