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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第23章 芸術作品$


「アンタの血をくれ。髪でもいい」

「玄弥君、落ち着いて」

「アイツらに一撃くらわさなきゃ…」




それくらいの実力がなきゃ、柱になんて……


そうでもしなきゃ、兄貴の背中に、追いつけねぇ……




「玄弥君。私は相手を攻撃する術を持っていません。私は鬼としての能力が低いのです…」

「なら…」



抱かせてくれ。



「はっ!?」



ぎゅうっと抱きしめられてびっくりしたが、それ以上を求めようとしてこなかったので、白藤も気付いた。



「柱の人たちが言ってた。アンタを抱けば強くなれるって…」

「玄弥君、きっと君の思っている抱くの定義が違います」

「はあ?」

「とりあえず、その傷だけ塞ぎます。血鬼術・不治露」



ちゅ。

玄弥に口付ける。



「なっ…///」



シュウゥゥ。

玄弥の腹の傷が塞がる。



バサッ。

聞こえたのは羽ばたき。



「カカカッ、娘。さっきはよくもやりおったな。その藤血気に食わぬ。今に地獄を見せてやる。その体にとくと刻み込むが良い」


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