第4章 遊郭潜入大作戦$
「連絡が途絶えたのはいつからですか?」
「半月程前からだな」
「それくらいなら、まだ生存の可能性もあるでしょう。宇髄様、以外と奥様想いなんですね」
ふふと笑うと宇髄が近づいてきて。
「お前は素のままで女だと分かるから大丈夫だな」
と言った。
「宇髄様…」
このあとの顛末を何となく勘づいた白藤だった。
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吉原 遊郭にて。
"ときと屋"
「いやぁ、こりゃまた…不細工な子たちだね……」
ギョーン。
「ちょっとうちでは…先月も新しい子入ったばかりだし悪いけど…」
「……まぁ一人くらいなら、いいけど」
ポッと女将が宇髄の顔を見て頬を染める。
「じゃあ一人頼むわ、悪ィな奥さん」