第4章 遊郭潜入大作戦$
「いいか?俺は神だ!お前らは塵だ!まず最初にそれをしっかりと頭に叩き込め!!ねじ込め!!俺が犬になれと言ったら犬になり、猿になれと言ったら猿になれ!!そしてもう一度言う。俺は神だ!!」
ビシィッとポーズを決める宇髄。
「………」
「はいっ!具体的には何を司る神ですか?」
「いい質問だ。お前は見込みがある。派手を司る神…祭りの神だ」
「宇髄様、何をおっしゃてるんです?」
良かった、白藤さんとは馬が合いそう!
善逸は心の中で叫んだ。
「当然のことを言っているまでだ。さて、花街までの道のりの途中に藤の家があるから、そこで準備を整える。付いて来い」
くるりと向きを変え、宇髄がその場から消える。
フッ
「消えた!!」
「これが祭りの神の力…!」
「いや、あの人は音柱の宇髄天元さんだよ」
「宇髄様ならあちらですよ」
「え、はやっ。もう胡麻粒みたいになっとる!!」