第19章 戦闘開始
「お前は竈門妹と一緒にいろ。この鬼は俺とコイツらで何とかする」
宇髄に指示され、返事をする白藤。
「はい!!」
グン。
何だ?
「カカカッ。喜ばしいのぅ分かれるのは久方振りじゃ」
炭治郎の脚を掴んで、一匹が飛び上がる。
「炭治郎君!!」
「竈門!!」
「宇髄さん、俺に構わず玄弥を!!」
「哀しい程弱い」
ズンッ。
玄弥の体に矛が深々と刺さる。
「玄弥ーーっ!!!」
「ちぃっ!!音の呼吸・伍ノ型 鳴弦奏々!!」
ドドン、ドン。
爆音を轟かせながら、可楽と積怒の二人を相手取る。
流石は柱だ。
宇髄「オラオラオラァ!!」
白藤「禰󠄀豆子ちゃん、玄弥君をおろして下さい!!」
前に出ようとした、その時。
可楽「お前らも鬼だろ?」