第18章 50,000PV御礼小説 終ぞ、願いは叶わずとも$
怪我をしていようがお構い無く、最早恒例となった彼女との交わりは自らが愛した女性とは何もかも違っていて、故にか、とても心を乱される。
歯痒くてとても愛しい。
いつか孕めと願いながら、今宵もまた彼女を抱く。
そうして、終わりがやって来る。
弓形の月の光る夜、一人の青年の囁きによって彼は人としての生を捨てた。
彼女が好きだと言ってくれた彼の手は今日も朱に染まる。
-了-
当時の白藤は自由に藤の屋敷から出ることが出来ず、外界から阻害されて生活していました。
巌勝が居なくなった後、縁壱と当時の炎柱が親方様との仲介任を果たし、今の様に屋敷から屋敷への移動であればと外出の許可が降りるようになりました。
という設定です。
本編にも関わる話なので、バトル前にと思って仕上げました。(^-^)/