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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第79章 燃ゆる想いを$(冨岡裏)


「まあ、女手は足りてるから、昼と夜、分担して何とかなってはいるけどな」

「分担?」



眉根を寄せる冨岡に宇髄が続けて問う。



「丸一日母親だけで面倒見るのは無理があるだろう?」

「………」

「お前、手伝ってねぇの?」

「………」



急に黙り込んだ冨岡に手を振ってみる。



「おーい、冨岡?聞いてるか?」

「宇髄。何処からが手伝いになるんだ?」

「……乳は母親に任せるしかないとして、寝かしつけで抱き抱えたり、湯浴みさせたり、色々あるだろ?」

「宇髄は何かしてるのか?」

「とりあえず、さっき言った寝かしつけと湯浴みだな」



信じられないという視線。



「………」

「何だよ?」

「宇髄は偉いな。それに加えて俺は……」

「……冨岡?お前大丈夫か?」

「俺は駄目だ……赤子が邪魔だと思ってしまう……」


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