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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第78章 華ぞ咲く$


母屋の角部屋、ひさの自室にて。



「ひさ婆、何か用事?あれ、風柱様」

「お、幸。お前もか?」



『お前も』とは……?


風柱様も呼び出されたってこと?



「よいしょ。幸、来たかえ?」

「うん」

「風柱様。よう、お越し下さいました」

「おう。婆さん、今日はまたどうしたんだ?」



ひさは二人の顔を見ても穏やかに笑うだけ。



「まあまあ。とりあえず楽にして、お座りになって下さい。今お茶をお持ちしますから」

「ひさ婆、私がやるよ」

「じゃあ頼もうかね」

「うん!」



ひさと幸を見て不死川がふと口元を綻ばせた。



「さて、風柱様」

「何だい、婆さん」



先に戻って来たひさに不死川が向き直る。



「うちの孫娘。嫁にもらってくれんかね?」

「は?」


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