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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第76章 祝福の白は青と交わる$(冨岡裏)


胡蝶が白藤に薬を打ち込んだのが、彼女が意識を失う直前だったため、それもそうかと思い当たる。


「私で良いのですか?」

「何か不安でも有るのか?」

「御館様達亡き後に祝言というのも……」



という事は、時期が悪いと言っているのだろうか。



「義勇さん。私は今のままでも幸せです」

「……いや、ちゃんと祝言はする。でないと、白藤を妻に出来ない」

「………それ、は///」



かああっと赤面する白藤を他所に、冨岡は他の柱に横取りされない為にも、と意志を固くするのであった。



「妻……ということは……今度からは、その『旦那様』と、呼んだ方が……よろしいです、か?」



虚を付かれて、冨岡が目を丸くする。



「…………悪く、はないが……暫くは名前で呼んで欲しい……////」



照れてる義勇さん可愛い!と思いつつも、口にすればまた抱き潰されてしまいそうなので、ふふと小さく笑うに留める。


「白藤。俺と夫婦になってくれるか?」

「はい、喜んで」




ー了ー



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