• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第71章 向かう白、揺蕩う藤色


「ちぃっ!!」


柱共が邪魔だ。



彼女に近づけない……



無惨も何故、自身が白藤に惹かれるのかが分かっていないが、彼女とは何か関わりがあった気がしているのだ。



ずっと昔、鬼になる前。



無惨の記憶も薄ぼんやりとしている。


何百年という長い時を過ごしているのだ。


鮮明に覚えていることなど、そう数多く無い。




けれども、人の身であった頃は誰かが傍に居て笑いかけてくれた。



「藤の花の模様の痣……」



冨岡や不死川の体に刻まれた文様のような痣をみて、無惨は動きを止めた。




$$$



「よく効くおまじないを陰陽師に聞いてきました!」


「お呪(まじな)い?」

「はい!」



/ 1983ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp