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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第71章 向かう白、揺蕩う藤色


「おい!あれは無惨じゃないか!?」



他の隊士達も現れた。


不味い。

無惨が居るのは通路の真ん中。


隊士達は冨岡達とは反対の通路に居るため、このままでは直接指示を出せない。


せめて無惨に気づかれない様に、隊士達が逃げてくれれば。


このまま混戦になってしまえば、数で優勢になっても無惨の有利になってしまう。



「鬼舞辻無惨。あの人が……?」



御館様の奇襲の折も遠目でしか見えなかった鬼舞辻の顔。


初めて見(まみ)えたはずなのに、鬼舞辻の顔に既視感を覚えて、白藤は困惑した。


何故?


会ったとしたならば、一体それはいつだったのか……


「白藤。どうした?」

「すみません。義勇さん………何でも、ありません」



巌勝様とはまた違う、けれども何故か懐かしい。


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