• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第75章 折れない心


「貴様の主は私だぞ!!」

「たとえ、そうだとしても……私は貴様を許さない……!!」



眉間に皺を寄せ、冷や汗を流しながらも、無惨は道満を羽交い締めにして、離さない。

その意図を柱達は読み取った。



「やれ!!」


無惨が叫ぶ。


「ヒノカミ神楽 火車!!」



炭治郎の刀が、道満と無惨の腹を貫く。

刀のせいで更に身動きの取れなくなった道満は喚き始めた。


「無惨、貴様は鬼の始祖だ。その力で幾人もの命を殺めた化け物。それなのに、人に与(くみ)するというのか!」


「ああ、だがそれだけでは終わらない……蘆屋道満。貴様は私と共に灰となるのだ…!!」



そうだ、彼女が当時の彼女だとしても……

ここで死なせてはならない。



彼女は、私の……大切な家族だ……

/ 1781ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp