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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第73章 弦音に捕らわれぬ事勿れ


程なくして、黒死牟は塵となり、白藤が涙を流しているのを見て冨岡は意識を飛ばす。

気が付いた冨岡は過去の、記憶の遺伝を体感する。

白藤と巌勝、そして縁壱と煉獄。

自身は瀧上という剣士だった。

不思議と懐かしさの残る風景を見ていた冨岡は、白藤の声で現実へと引き戻され、再び戦いへと向かうのであった。

この戦いで重症を負った玄弥と時透の二名は白藤が術を行使し、助かった。

死者が出なかったことは幸いだが、白藤の負担を考えると不安が募る冨岡だった。

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