第73章 弦音に捕らわれぬ事勿れ
前回のおさらい
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黒死牟の元へ辿り着いた不死川、悲鳴嶼、時透、玄弥の元へ冨岡と白藤が合流。
上弦の壱、黒死牟の声を聞いた白藤は彼がかつての想い人であることを知る。
彼女の意識は遠い過去へ。
思い出される戦国の記憶。
そして黒死牟もまた彼女のことを思い出す。
かつての記憶と共に。
黒死牟の首を斬ろうと五人は奮闘するも、やはり上弦の壱の実力は並み大抵ではなく、戦線は不利な状況へと追いやられてしまう。
逆転の糸口を掴んだのは一番の弱者であったはずの玄弥。
黒死牟の一部を食べ、鬼の能力を向上させた玄弥。
だが、鬼化の進むその行為を危惧した白藤は玄弥に自らの腕を差し出し、その腕から彼女の血を摂取させた。