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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第72章 邂逅、別離


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「時透様……」

「黙って。冨岡さん連れて向こうに隠れた方が良いよ。今上弦が来るから」

「ですが……」

「行って。大丈夫だよ。これでも俺も柱だからね」

白藤は頷き、冨岡の腕を肩に回し、物陰に隠れる。

物陰と言っても、この室内にある支柱の陰だから二人で隠れるには少々狭い。

でも、何故だろう。

こんなに胸がザワつくのは。

ザッ。

足音が近づいて来る。

時透が刀に手を伸ばす。

「居たな。鬼狩り」

何だ、コイツは。

怖気が止まらない。

肌が粟立つような気配だ。

瞳の数字は……

「お前が上弦の壱……」

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