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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第70章 氷中の激情


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今ならば……

胡蝶は最後の毒を試そうと童磨に視線を戻した。

胡蝶が何かをする気だ。

宇髄は伊之助と共に童磨の攻撃を捌いていた。

俺が首を狙いに行けりゃあ良いが、陽動が嘴平一人になったら押し負ける可能性もある。

かといって、これ以上胡蝶を一人で戦わせる訳にもいかない。

状況が好転しねぇ!

何かないか!?

何だ?

こっちに近づいてくる。

足音だ。

鬼か?

隊士か?

隊士なら、ソイツに嘴平と陽動してもらうしかねぇ。

バンッ!

鬼と師範!!

「「カナヲ!!」」

胡蝶の継子か。

確か花の呼吸の使い手のはず……

場合によっては鬼の首も狙える!

「ツキが回って来たぜ!!」

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