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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第69章 向かう先に


ベベン!!

琵琶の音と共に鬼殺隊隊士の足下に扉が出現する。

「「!!」」

扉が同時に開き、白藤共々、隊士達が吸い込まれていく。

地上に残ったのは、産屋敷一族と槇寿郎のみ。

無惨と珠世もその場から消えた。

「何が起こったんだ」

「……槇寿郎。あまねと輝利哉を頼む。私が指揮を執る……」

「父上!!指揮は私が!」

「輝利哉……」

「御館様。指出口を申しますが、お許しください。指揮は輝利哉様にお任せしましょう。私が貴方の横に控えますご子息に託しましょう」

「……分かった。ありがとう、槇寿郎」

「勿体なき、お言葉にございます」

槇寿郎は隠の隊員に指示を出し、産屋敷本邸に近い街や交通網を閉鎖する。

近隣の市民に危険が及ばぬためだ。

入れ替わるようにして、医療部隊と藤の屋敷の協力のもと、耀哉の治療が始まった。



ー了ー


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