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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第68章 リクエスト 現パロ 二人の家元$


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その均衡が崩れたのは、実弥くんの教室に遅れて到着した時だった。

「すみません、遅刻しました!」

「白藤……」

「実弥くん、ごめんなさい…ちょっとサークルで……」

大学に入ってから入会したサークルは美術サークルである。

絵画だけでなく、陶芸なども扱うそのサークルで白藤は練習用の茶器を作ってきたのだが……

「…………」

何か距離が近い……

包みを持っていることを、怪しまれたかな?

「実弥、くん?」

「なァ……」

「何?」

「まだ、冨岡と……付き合ってんのかァ?」

「………あ、うん。でも最近は教室でしか顔合わせてなくて……実弥くん?」

「アイツのどこがいいんだよ……」

「へ?」

トン。

肩を軽く押され、床に倒れた私の唇に実弥くんが口付けてきた。

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