第68章 リクエスト 現パロ 二人の家元$
気になった俺は茶菓子のトレイをそのまま自分の部屋に入れ、隣の部屋と繋がっているクローゼットを開け、隙間から蔦子の部屋を恐る恐る覗いた。
見えたのは、蔦子と龍臣がベッドで絡み合う姿。
普段と違うのは両者共に裸であるということ……
バクバクと鼓動がうるさい。
姉の白い肌に蹂躙するような龍臣の昂りが抽挿される。
いけない事と知りつつも、義勇は視線を逸らせなかった。
二人の行為を初めて目の当たりにして、義勇の一物も痛いほどに屹立した。
自分の姉を異性と感じる瞬間であった。
それと同時に、姉が白藤だったらと想像する。
いきり立つ一物が今にも噴火しそうに血走って、そしてそのまま噴き出した。
ボクサーパンツの内側でネバネバとした欲望を吐き出した俺は、その日から性に興味を持ち始めた。