第68章 リクエスト 現パロ 二人の家元$
「うーん、美味しい///」
白藤の顔を見ていると自然と頬が緩む。
「良かったな……」
「義勇くんは時間大丈夫?」
門限とかありそうだし。
「問題無い……」
「あ……」
「どうした?」
「イルミネーション!今日からだったんだね」
テラス席から大通りの街灯がチラリと見える。
「素敵だね」
遠目からイルミネーションを眺める白藤。
「回ってから帰るか?」
「でも、遠回りになるよ?」
「行きたい時に、行かなくてどうするんだ?」
差し出された義勇くんの手を掴む。
「………ん、ありがとう」