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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第67章 澱(おり)の中で$


ただ、この家の造りに疎いので、道案内は白藤がした。

二人で手を繋ぎ、煉獄家の離れに向かう。

「こちらです。」

「綺麗に掃除されているな……」

「はい。この家は今は千寿郎君が手入れしてますから」

「今は?」

「無限列車の折に煉獄さん大怪我をされたでしょう?その日、杏寿郎様のお爺様が亡くなられたんです」

「そうなのか」

「寛寿郎様は快活な方でよく縁側で豪快に笑っておりました」

「親しかったんだな」

「えぇ。煉獄家は古くからの鬼殺隊の柱を輩出してますから、付き合いも古いです」

「白藤。俺もいるんだが……」

冨岡が白藤の肩に手を回す。

「分かってますよ、義勇さん……今の私には貴方だけです……///」

「これからも、だろ?」

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