第67章 澱(おり)の中で$
勢いそのままに谷底へ落ちた白藤は肉体を再生することは出来たが、一時的に記憶が無くなり、猗窩座と名乗る鬼に介抱された。
十六夜(いざや)と仮の名前を付けられた白藤は飢餓状態の為に発動した血鬼術(魅了)で猗窩座に一晩中抱かれた。
翌日、冨岡と共に胡蝶、甘露寺が白藤奪還の為に奔走。
白藤の血鬼術(藤霧)のおかげもあって、戦闘途中の猗窩座を退けることに成功する。
鱗滝邸に帰還し、胡蝶が白藤の汚れた体を清める為に浴室へ。
胡蝶は白藤の胎内に残っていた猗窩座の精液を摂取することに成功する。
湯浴み後、冨岡は白藤が記憶を失っていることにショックを受けるも、気を失った白藤を介抱し、絆を確かめ合うのだった。