第66章 222万PV御礼 貴方の隣り 現代冨岡$
性被害も通り魔も義勇と一緒なら乗り越えられそうだと思えた。
「ねぇ、義勇……」
本当はずっと怖かった。
愛するのも、愛されるのも。
人を好きになるのが、こんなにも苦しいことも……
私は、知らなかったんだ。
腕の中にすっぽりと収まっている白藤を抱きしめる。
前に宇髄から聞いていた。
「アイツ尽くし過ぎるつーか、トラウマのせいもあるだろうが……」
「トラウマ……通り魔の?」
「んにゃ、別件もあるみたいだぜ?後は本人が話してくれるまで待つしかねぇだろ。でも、お前になら話してくれんじゃね?」
宇髄はそう言っていたが……
「ゴム付けれる?」
「一応。そこまでしなくていいぞ?」
「そっか。ごめん……」
「謝らなくていい……」
義勇に、抱きしめてもらうとホッとする。
同時にドキドキもする。
「義勇……大好き……」
「俺も好きだ。愛してる」