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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第66章 222万PV御礼 貴方の隣り 現代冨岡$




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俺はある噂を聞いていた。

「今度転校してくる女子の噂」

「噂?」

「男が頼んだら何でもしてくれるってさ」

「何でも?」

「すぐ脱いでくれたりすんのかー?」

制服を広げてアピールするおバカな男子を見ながら。

「アホか」

「でもそういう類いの噂だぜ?」

「噂だろ?」

転校当日。

「白藤です……」

ヒソヒソ。

「何か暗くね?」

「ねー白藤さん。帰りにさー一緒にカラオケ行かない?」

「塾があるので……」

「噂は当てになんねぇなー」

何かを抱えているのは見ていて分かった。

でも、深く聞こうともしなかった。

意識し始めたのは白藤が選挙管理委員になって、生徒会メンバーと縁が出来るようになってきてからだ。

どこか一定の距離をとっていた白藤が身近に感じられた。

力になりたいと思っていた。

「俺も白藤が欲しい……」

ようやく、手が届いた。

この手を離したくない。

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