第66章 222万PV御礼 貴方の隣り 現代冨岡$
「ただ着るだけじゃ、勿体ないわね。髪もメイクもやっちゃいましょ〜」
「えっ!」
「プリンセスなんだから、いいじゃない!」
「でも、私……」
「私は貴方をプリンセスにするための魔法使いよ、信頼してちょうだい」
「ありがとう、蜜璃ちゃん」
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同じく、義勇も別室で着替えていた。
「冨岡、新郎衣装だ」
「まだ、結婚は早いです。悲鳴嶼さん」
「何を言う。お似合いではないか」
「俺には勿体ない彼女ですよ」
ブランドGREXiA(グレシア)のネイビータキシード。
こちらはホテルには無かったので、試着と称して取り寄せたものだ。
「まったく。お前も普段からそれらしく振る舞えば、着替えずとも、王子になれるものを……」
「何を言い出すんですか。悲鳴嶼さん……」