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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第66章 222万PV御礼 貴方の隣り 現代冨岡$


宇髄先輩を一睨みすれば、歯切れの悪い返事。

「………あー、いや。あれは……」

ほらね?

相手を庇いたいのか、何なのか分からないけど、普段決断力のある宇髄先輩がこんな態度するから……

疑ってしまった。

最初から遊びだったんじゃないかと。

その絶望から救い出してくれたのが、義勇だ。

私の方が義勇より二つ年下なのだが、義勇が先輩より名前で呼んで欲しいと言っていたので、今のかたちである。

やっぱ、かなり、根に持ってるな。

宇髄は1人心の中で苦悩していた。

いや、まさかのドラマ顔負けの展開で。

元カノが『私、来月結婚するから、想いを払拭するために最後にもう一回だけキスして』って。

言われたからって言っても、信じてくれそうに無ぇしなー。

まぁ、自分のマンション前ってのが良くなかったかもだけどよ……

「白藤。あん時、本当は……」

「さ。食べたし。義勇、行こう!」

「ん、良いのか?」

義勇が食後のアイスコーヒーを飲み終わる頃合いに話しかける。

義勇は食事中に相槌は打てても、会話が出来ないのだ。

「うん。別に宇髄先輩に何かして欲しい訳じゃないし、やっぱり義勇と回りたいから」

「…………そうか」

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