第65章 慟哭$
勃ち上がっている彼の昂りを握っていると、ムクムクと膨らんでいくのが分かる。
「あの、槇、寿郎、様……///」
「どうした?」
「えっと……私、やっぱり…我慢できません……///」
ぎゅっ。
私はそのまま彼に抱き着いた。
「お願いです、…このまま…抱いて、下さい…///」
「っ……///」
さしもの彼も惚れた女性には弱いようで、頬を高揚させて、しおらしくしなだれかかれば、一瞬体が強ばった。
「………槇、寿郎様…///」
「瑠火……すまん。抑えが効かんかもしれん……///」
「大丈夫です。私も、貴方を受け入れたいのです……///」
これが貴方との最後だというのなら。
いっそ、壊れるくらいに、愛して欲しい。
「すまん、良いか?」
「はい……///」