第65章 慟哭$
すり。
僅かに腰を揺り動かすと、胸をまさぐっていた彼の左手が私の腰を掴んだ。
辛うじて纏っていた襦袢の裾を持ち上げられ、私の下半身が晒し出されると溜まりに溜まっていた愛液が床へ垂れる。
「どうしたいのだ?」
双璧を割り開き、蜜口を開かれる。
私からの返答を聞きたいのだろう。
ぽっかりと開かれた蜜口からは愛液が零れ落ちる。
「…………欲しいです///」
「何が欲しいのだ?」
「…………こちらが、欲しいです……///」
おずおずと後ろ手に彼の昂りを擦る。
「生憎俺は君に触れていて、手が離せない。正面に体勢を変えて、君に触れて欲しいのだが……構わないか?」
「………はい///」
体勢を変え、向き合って、床に腰を下ろす。
彼の着物を脱がせにかかる。
緊張で指が僅かに震える。